私たちは、自分が思っている以上に「自分の言葉」の影響を受けています。
心理学には「自己充足的予言」という考え方があります。これは、ある予測や信念を持つことで、その信念に沿った行動を取り、結果として予測した通りの現実をつくり出してしまう現象です。
たとえば、「今日は嫌なことが起こりそうだ」と考えて一日をスタートすると、無意識のうちに嫌な出来事ばかりに注目し、小さな失敗も大きく感じるようになります。その結果、「やっぱり嫌な一日だった」という結論にたどり着いてしまいます。
一方で、前向きな予言も同じように働きます。
おすすめしたいのは、朝起きたら「今日も一日最高になる」とつぶやき、夜寝る前に「今日は一日最高だった」とつぶやく習慣です。
朝の言葉は、脳に「今日は最高の一日を探そう」という方向性を与えます。そして夜の言葉は、一日の中で起きた良い出来事や感謝できることを思い出させてくれます。
脳には、自分が重要だと思った情報にロックオンし、それ以外をロックアウトする働きがあります。「最高の一日になる」と決めることで、これまで見逃していた小さな幸せやチャンスに気づきやすくなるのです。
自分がどんな未来を予言するかによって、見える世界は大きく変わっていくのです。
未来は偶然に決まるものではありません。日々の言葉と認識が少しずつ形づくっていくものです。まずは明日の朝、「今日も一日最高になる」と口にすることから始めてみてはいかがでしょうか。小さな一言が、思いもよらない変化のきっかけになるかもしれません。
