多くの人は、「問題のない状態」が理想だと考えています。悩みも課題もなく、すべてが順調に進んでいる状態を望むのは自然なことでしょう。しかし、コーチングの視点から見ると、実は問題や課題があること自体がエネルギーの源になると考えられます。
例えば、何も達成したいことがなく、すべてに満足している状態を想像してみてください。そこには安心感はあるかもしれませんが、新しい挑戦を生み出す力はあまりありません。一方で、「こうなりたい」「これを実現したい」というゴールを持つと、現状との間にギャップが生まれます。そのギャップこそが行動を促すエネルギーになるのです。
現状の外側にゴールを設定すると、最初は問題だらけに見えるかもしれません。時間が足りない、知識が足りない、人脈が足りない。次々と課題が見つかります。しかし、それはゴールに向かっている証拠でもあります。もし何の問題も見つからないのであれば、そのゴールは現状の延長線上にあるのかもしれません。
秩序だけの世界には変化がありません。新しい未来は、ある意味で無秩序な状態から生まれます。課題や困難は避けるべきものではなく、「成長のための材料」なのです。
問題があることは悪いことではありません。むしろ、大きなゴールを持っているからこそ見えてくる課題なのです。その課題こそが、未来を創り出すエネルギーの源です。
